オペ室看護師の給与事情とやりがい

オペ室看護師は、手術を行う医師を側で支えながら、患者の安全もしっかり守るとても大切な役割を担っています。患者へのケアにおいては、手術中から手術後まで安心できるように、細やかな心配りや技術が求められます。ここでは、そんな重要なポジションを担っているオペ室看護師の給与事情や現場のやりがいについてお話ししましょう。

まず、オペ室看護師の給与は、病院や勤務地、そして経験年数によって大きく変わりますが、一般的な看護師の給与と比較しても特に高いわけではなく、看護師の平均的な水準とほぼ変わらないといわれています。高度な専門技術を持っているにも関わらず、その技術に見合った給与が得られていないと不満を漏らす人もいるようです。

とはいえ、オペ室看護師の仕事のやりがいは、給与だけでは測れません。自分の技術で患者の生命を守り、手術を成功に導くことに大きな喜びを感じる看護師は多くいます。そのため、給与よりも経験ややりがいを重視してオペ室看護師の道を選択するケースが珍しくないようです。

ただ、オペ室の業務はただでさえプレッシャーがかかるものであるため、看護師自身はきちんとセルフケアを行う必要があります。看護師側が満たされていなければ、その気持ちは患者側にも伝わってしまうものです。表情や感情にそれが現れれば、ケアの質に悪影響を与えかねません。勤務後はしっかりと休息を取り、日頃からストレス発散を心がけることが大切です。